VBMEG (Variational Bayesian Multimodal EncephaloGraphy) は、脳磁図や脳波のデータから皮質電流を推定したり、コネクトームダイナミクスを推定するためのMatlabツールボックスです。 名前の通り、現在利用できる複数の脳計測データ(MEG:脳磁図、EEG:脳波、fMRI:核磁気共鳴画像法、T1-MRI:T1強調MRI画像、dMRI:拡散強調MRI画像)を組み合わせて、正確な脳活動を推定することを目的としています。
VBMEGは、階層的ベイズモデルに基づき、fMRIデータを脳活動推定の事前知識として、正確な脳活動推定を行いますが、fMRIデータがなくても、イベント関連事象脳活動については、かなり正確に脳活動を推定することが出来ます。
2011年に初版をオープンソフトウェアとしてリリースし、様々な研究プロジェクトで使用されてきました。新しいVBMEGは、コネクトームダイナミクスの推定・可視化機能およびMEGとEEGのデータを組み合わせて推定を行う、MEG/EEG同時推定機能を追加しています。
皮質電流やコネクトームダイナミクスを推定するためのMatlabツールボックスVBMEG最新版はこちらから
ニュース
- 2023-11-28:VBMEG v3.0-0-a-2 Released.
- 2023-10-27:VBMEGユーザーズミーティング2023の一部セミナーをYouTube チャンネルで公開しました。
- 2023-07-31:VBMEGユーザーズミーティング2023を2023年9月16日(土)に開催します。
- 2023-05-22:VBMEG v3.0-0-a-1 Released.
- 2022-07-29:VBMEG v3.0-0-a-0 Released.
- 2022-07-11:VBMEGユーザーズミーティング2022を2022年8月6日(土)に開催します。
- 2021-05-14:VBMEG v2.2-0-a-2 Released.
- 2021-03-25:VBMEG v2.2-0-a-1 Released.
- 2020-02-25:VBMEG v2.2-0-a-0 Released.
- 2019-01-08:VBMEG v2.1-0-b-2 Released. (bug fixes, neuromag file is supported).
- 2017-12-21:VBMEG v2.0-0-b-9 Released.
ファンディング
本ソフトウェアは情報通信研究機構(NICT)の研究委託により開発したものです(grant #136 #173 #209)。
商用利用について
VBMEGを使用して、商用利用をお考えの方は、ATRの知的財産担当までご連絡下さい。
ATR知財担当:chizai [at] atr.jp